デッキには屋根を!更に快適な暮らしに

屋根のないウッドデッキ

戸建住宅の場合、リビングの外にデッキを設けるのが近年主流になっています。ウッド、タイルなど様々な素材でデッキをお好みの意匠で造ることができ、家族や夫婦団らんのスペースとして人気です。

しかし、割と多くありほぼ後に後悔されるのが「屋根を付けなかった」と言う選択。デッキ設置の際は不要だと思ったり予算的に断念したり、それぞれに理由があってのことなのですが、、、

 

と言うわけで、本日はデッキ屋根についてのコラムです。

 


 ★CONTENTS★

 ◇デッキ屋根の良さとは
  ・急な雨・雹(ひょう)・霙(みぞれ)を避ける
  ・高い位置からの目線を避ける
  ・室内に入る日光量を減らす
  ・ガーデンファニチャーなどを置きっ放しにできる

 ◇デッキ屋根の種類
  ・シェード、タープ
  ・オーニング
  ・テラス屋根

 ◇屋根を設けて快適なデッキライフを

 

デッキ屋根の良さとは

昔ながらのデッキ

デッキはそもそも、室内の延長でくつろぐためのスペースとして海外で古くから親しまれてきたもので、床と同じ高さで造られます。元はオランダ語であり「覆い・カバー」や「床」と言う意味です。地面を覆うところから来たのでしょうか?

日本家屋でも古来より縁側・濡縁がありますね。

似て非なるものにテラスがありますが、こちらは地面より隆起した平坦なスペースで散歩やレジャー・休憩などを行うためのスペースです。庭・庭園の一部と言えます。

自然の中のオープンテラス

日本家屋の縁側と濡縁は両方今で言うデッキで、「縁側」は屋根の下、「濡縁」は濡れるのだから屋根がない。屋根基準で呼び方を変えたわけです。
何とも風情を大切にする日本らしいですが、だったらデッキも屋根を付けて快適に過ごそうよ!と言うことで、デッキ屋根のメリットを挙げてみましょう。

 

◇急な雨・雹(ひょう)・霙(みぞれ)を避ける

ゲリラ豪雨

外干し派の方ならば、急な雨で洗濯物を洗いなおす羽目に・・・と言う経験は多いのではないでしょうか?

デッキに洗濯物を干す場合、屋根があれば急な雨などでも洗濯物を濡らさずに済みます。
また、掃き出し窓に吹き付ける雨風・チリなどを軽減し、手入れも楽になるでしょう。

雨に濡れる掃き出し窓

◇高い位置からの目線を遮る

ストックヤード
画像の例はテラスですが、高さなどバリエーションが豊富にあります

近隣にマンションがあったりお隣の2階からの目線が気になる場合にも、デッキ屋根は大活躍。
上からの目線を遮り、フェンスでは遮れない角度の目隠しができるようになります。

屋根前面にスクリーンも設置すれば、なお効果は高まります。スクリーンは収納できるタイプや摺りガラス状のものもありますので、開放感も維持できて便利ですね。

◇室内に入る日光量を減らす

室内に差し込む日差し

デッキ屋根は直射日光を遮ることができます。その効果は大きく、デッキで快適に過ごすことはもちろん、室内へ入る日差しも減らすため室温上昇を軽減しエアコン代の節約・省エネに。

また室内でも日差しの入りが多いと日焼けしてしまいますが、デッキ屋根があれば窓際で日焼けやまぶしさを気にせず過ごすことができますね。

窓際でほほ笑む女性 

◇ガーデンファニチャーなどを置きっぱなしにできる

ガーデンファニチャー

ガーデンファニチャーやアウトドア用品は、保管の際の風雨対策で倉庫に片づけたりカバーをかぶせたり、使うとき以外の扱いが面倒になりがちです。
ですがデッキ屋根があれば、ある程度の頻度で使用するものは屋根の下にそのまま置いておくことができます。

また、屋根があることである程度天候を気にせずデッキを利用できるため、ファニチャーなどを頻繁に使えることで汚れ・傷みも軽減できます。

 

デッキ自体の耐久性も屋根があればその分高まるでしょう。

デッキ屋根の種類

テラス屋根

屋根と言ってもデッキで有効に利用できるものは種類がいくつかあります。

どのようなものがあるでしょうか?

◇シェード、タープ

シェード

簡易的で簡単に着脱でき、必要な時のみ出して使うことができます。

日除け、目隠しに有効です。

 

広範囲をカバーするのは難しいですが、扱いやすさはピカイチです。

◇オーニング

オーニング_LIXIL彩風

開閉や角度・出幅を調整して使用できるため、目的に合わせて便利に利用ができます。

自分で設置できる簡易的な物から施工会社に依頼が必要な物まで様々あります。そのため、製品によって強度や価格はバラバラです。

◇テラス屋根

三協アルミ/X.スタイル マルチルーフ

工事で設置する固定式の屋根で、オプションでスクリーンを付けたりデザインも豊富な中から選ぶことができます。
外壁を傷つけず設置できるものも多くあり、費用面など問題が無ければおすすめです。

 

エクステリアとして庭をデザインする要素にもなり、デッキ・お庭空間を演出したい場合にはうってつけです。

屋根を設けて快適なデッキライフを

LIXIL/Gフレーム&オーニング

デッキ屋根は、日差しを遮るため冬場を考えると抵抗がある方もいるかもしれませんが、収納できるレールカーテンやタープを屋根内側に設け、日差し量を調整できてしまう製品が各メーカーで発売されています。

デッキを設置するのであれば屋根を設けない理由がない、と言えるくらいお勧めしたいエクステリアです。

 

現在屋根なしのデッキでお過ごしの方はぜひとも検討してみてくださいね!

 

 

ひらめき

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