年末はすぐそこ!カーポートも掃除しませんか?
気づけば2023年も残すところあと14日になりました。大掃除の時期ですね。
大掃除では、普段なかなかできない場所の掃除をされると思います。カーポートなんて掃除するものなの?と思われる方も多いかもしれませんが、カーポートも大切なエクステリアの構成物。汚れたカーポートではせっかく美しいエクステリアでも古びて見えてしまいます。
カーポートが汚れる原因
◇風雨
チリやほこりを含んだ雨水やそこに吹き付ける風によって、チリや汚れが集まって泥や砂となり屋根を汚します。最近は透けない屋根のスタイリッシュなカーポートが人気ですが、下からは透けないとは言え汚れをそのままにしていると堆積してきたり苔が生えたりし、景観を悪くしてしまいます。
また、下から見てわからなくても2階からはしっかり見えてしまいます。
◇木の葉や花びら
ご自宅の植栽や近隣に落葉樹や花木があると、枯れた葉や花が風で舞い屋根に落下して溜まることがあります。
雨樋に入り込み詰まったり水はけが悪くなると、雨水があふれ出すリスクも。
◇動物
鳥や野良猫が泥が付いた足で歩いた跡や鳥のフンで、目立つ汚れがついてしまうことがあります。
カーポートのお手入れ方法
◇まずは必要なお掃除アイテムを準備しましょう
カーポートは高さも奥行きもある大型エクステリアです。安全にカーポートを綺麗にするため、必要な掃除道具を揃えましょう。
・脚立
屋根の奥を掃除するためには、高さを合わせた脚立が必要です。高さが足りないと無理な姿勢になりかえって危険が増します。カーポートの高さを確認し、脚立の一番上段より3段下~中段程度でカーポート屋根と腰あたりの高さが合う長さが良いでしょう。
脚立からの落下事故はプロの建築現場でも起こるほど頻発します。掃除の際は脚立を抑えてくれる人と2人で行い、上段には上がらないようにしましょう。
・ホース
水をかけて汚れや洗剤を洗い流すためのホースも必要です。短いホースは奥まで水が届かない可能性がありますので、なるべく長いホースを用意しましょう。
長さを考えるときは、水栓から屋根までの障害物を避けても足りるくらいの長さのホースを用意しましょう。
・柄のついているモップ・スポンジ×複数(仕上げの乾拭き用含む)
カーポート屋根の奥に手が届く人はさすがにいませんので(注※カーポート屋根には絶対に上ってはいけません)、柄が付いていてできれば伸縮するタイプのモップ・スポンジがおすすめです。
柄がフニャフニャすると力を入れてこすりにくいので、伸縮タイプは接合部ががっちり安定している物を選びましょう。あまり重いと扱いにくいので、軽さも重要です。
・中性洗剤
屋根素材によっては水で簡単に汚れが落とせる製品もありますが、中性洗剤は洗剤の中で最も刺激が弱く、アルミやスチール製の屋根でも洗えます。中性洗剤を水で薄めて使用し、最後はきれいに水で流すようにしてください。
・スポンジや雑巾
柱はやわらかいスポンジや雑巾で拭き掃除をします。たわしや硬いブラシなどは傷をつける恐れがあるので、使わない方が良いです。
◇掃除方法
きれいに仕上げるには、下記順番での掃除がおすすめです。
① 葉っぱやゴミを取り除く
必ず水を流す前に行います。葉っぱやゴミが水を吸うと落としにくくなってしまいます。
② ホースで水をかける
水で汚れを流します。近隣への水はねが気になる場合は、バケツからモップやスポンジに水を含ませて屋根にかけていきます。
③ モップやスポンジで汚れを擦り落とす
水で流れない汚れは、モップやスポンジに中性洗剤を含ませて擦り落としていきます。
アルミやスチール製は傷に強いですが、あまり強くゴシゴシせず優しく擦りましょう。
柱・支柱をスポンジや雑巾で水拭きし、汚れが取れない部分は中性洗剤を薄めて含ませ、拭き取ります。
④ 水で洗剤を流す
⑤ 乾拭きで仕上げる
自然に乾くことは乾きますが、水や洗剤残りが無いよう乾拭きをすると、仕上がりの美しさが段違いです。
水が乾くまでにチリやほこりを含んでしまい、せっかく掃除をしたのに汚れを残してしまうことがありますので、面倒でも「乾拭きまでがカーポート掃除」と思ってやりきってください。
◇カーポート掃除の注意点
① 屋根には絶対に上らない
ーポートの屋根に人の体重を支える強度はありません。手が届かないと思わず上ってしまいたくなるかもしれませんが、絶対に上らないでください。思わぬ破損や落下が起こってしまう可能性があり、大変危険です。
② アルカリ性・酸性・塩素系の洗剤を使わない
汚れが落ちないと強い洗剤を試したくなるかもしれませんが、アルミ素材の場合は錆びたり、他の素材も傷が付いたり劣化したりする恐れがあります。
必ず水洗いか中性洗剤を薄めた物でお掃除をしてください。
美しいエクステリアのために
カーポートは車を守るための構造物ですが、外観を綺麗に保つことも大切です。綺麗に保たれた構造物は、住まいの外観を美しく見せ町の景観をつくることにも繋がります。
定期的に掃除をするのが大切ですので、まずはこの年末に早速行ってみましょう!
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