シャッターゲートの役割や種類
■ シャッターゲートとは
シャッターゲートとは、駐車場の間口に取り付ける門扉のことを言います。シャッターゲートは、駐車場などの出入り口で車やバイク、自転車などを盗難から守る役割を持っています。
エクステリア業界でシャッターゲートやアコーディオン門扉、カーテンゲートと言えば、お住まいの駐車場の間口に取り付ける門扉のことを言い、シャッターゲートで敷地の内外を区切ることができ、外から見る1つのゲートが占める面積は大きく、住まいの印象を大きく左右します。
■ シャッターゲートの用途&メリット
シャッターゲートのは様々な用途があり、大事な車へのいたずらを防止したり、侵入者に対する防犯対策としても役立つエクステリアとなっています。
他には、こどもの飛び出し防止や、愛犬が敷地外へ脱走するのを防止ししたり、駐輪場の出入り口としても活用することができます。
特に伸縮タイプのシャッターゲートは狭い間口にも設置でき、奥や手前に扉が開閉しないので、スペースを効果的に利用することができるので、どんなお家でも有効に活用することが可能です。
シャッターゲートを設置する際に必ず、行わなければならない確認事項があります。
まず、シャッターゲートの取付予定場所の広さを測りましょう。
駐車場の出入り口の幅などにより、設置できるシャッターゲートと、できないシャッターゲートがあります。
予め幅を確認していただき、設置できるシャッターゲートを見つけることが重要となってきます。
現地調査などで、状況を確認し、様々なタイプの中から住まいに最適で、有効的なシャッターゲートを見つけましょう。
シャッターゲートの最適な取り付け方
シャッターゲートを設置する場所は、一直線or角地なのか、駐車場が道路に対して直角or斜めなのかなど、シャッターゲートのタイプによって取り付け可能かが異なってきます。
対応可能なサイズあるシャッターゲートを選ばなくてはなりません。
また、飛び跳ねシャッターゲートの場合、丈夫に注する必要があります。
そのため、設置場所の間口の上部に干渉物が無いかを確認してください。
勝手口や門扉があったり、花壇や木、ポストなどがある場合は、設置できるシャッターゲートが限られる場合はあります。
トータルコーディネート
シャッターゲートを選ぶ際、フェンスや玄関などのバランスを考える必要があります。
既に設置しているフェンスや玄関ドアの色や素材とバランスがあっているかなども重要です。
色味やデザインを統一することで、調和がとれ、住まい全体を一体感がある創りにすることができます。
また、オープンやセミクローズな外観で統一されている場合、独自性を出しつつ調和を意識することで、町としての一体感を創り出せますので、是非バランスにも重点を置いて考えてみてください。
■ 伸縮式シャッターゲート
伸縮式のシャッターゲートは、売れ筋商品となっています。
シャッターゲート設置場所が左右に傾斜している時でも設置できるタイプの「傾斜地用」や、シャッターゲートの設置場所が角地へ設置できるタイプの「角地用」、シャッターゲートの設置場所の床面が、タイル張りでデコボコしているなどの特殊な床でも設置できる「特殊な床面用」に、愛犬が敷地外へ飛び出すことを防止するタイプの「ペット対策用」など、幅広い条件や用途で使用することが可能となっています。
軽量化が進んでいる事から、操作は簡単で、左右に引くだけなので、女性や子供、お年寄りでも操作しやすくなっています。
開閉操作が簡単に出来る電動タイプもあるので、車から降りなくても開け閉めがらくらくにできます。
伸縮式シャッターゲートの開閉方法
間口の大きさと形状、用途に応じて、主に3種類あります。
・片開き
左右いずれかに設置した柱から伸縮扉を開閉することができる片開きのタイプです。
2台以上の場合、開く幅が、広くなるのでご注意が必要です。
・両開き
左右両方に設置した柱から、間口中央に向かって伸縮扉を開閉することができるタイプです。
2台の車を横並びに駐車している場合はシャッターゲートの開閉範囲を最小限にすることができるので、操作が簡単です。
・両開き親子
基本的に両開きと同じ形ですが、左右の扉の大きさが親と子で異なるタイプです。
人や自転車が出入りする場所は、開閉がしやすい子側にすることで、出入りが容易にすることが可能になります。
伸縮式のシャッターゲートの注意点
・風の影響を受けやすい
強風対策の機能が充実したタイプを選ぶか、オプションを追加してすることで、揺れを軽減してくれます。
台風などで非常に強い風が吹く時は、シャッターゲート自体が故障しないよう、予め畳んでおきましょう。
・プライバシーを確保しにくい
格子状のため、駐車場や敷地内の様子が見えてしまい、プライバシーを確保したい人にはお勧めできません。
跳ね上げ式シャッターゲート
跳ね上げ式シャッターゲートは、上方へ動くゲートで、お住まいに合わせた多彩なデザインのシャッターゲートがあります。
木目調タイプ、目隠しタイプ、すりガラスタイプがあり、お好みのデザイン、用途に応じたシャッターゲートを選ぶことができます。
また、跳ね上げ式シャッターゲートは、安全に配慮した機能が実装されており、シャッターゲート下部の隙間からペットが敷地外に出ないようにガードを取り付けることができるものや、電動タイプでは過負荷検知システムが付いているので、もしもの時の事故にも対応していたり、電動タイプでは、閉じた時にこじ開けられないよう自動でロックがかかる、防犯用自動ロック機能があるなど、生活の安全を守る役割も担っています。
跳ね上げ式の開閉方法
シャッターゲートを支えるアームやゲート下部をつかみ、手動で開け閉めする「手動タイプ」と、車の中から開け閉めができる「電動タイプ」の2種類があります。
跳ね上げ式ゲートの注意点
・車高のサイズ
車高が高いお車の場合は注意が必要です。
跳ね上げる高さは設置後に変更することができないので、現在使用している車の車高や、将来購入予定の車種の車高の高さを確認しましょう。
・干渉物の確認
既設のカーポートなど、設置予定の場所に住まいの軒がある場合、干渉する可能性あり、注意が必要です。
・敷地外へのはみ出し
シャッターゲートが開閉する際に敷地の外側に扉が出てしまうかものがあります。
その場合、ご希望の位置より数ミリ敷地の内側へ設置をする可能性があるので、注意が必要です。
引き戸式シャッターゲート
引き戸式のシャッターゲートは、操作が簡単で、高い耐久性があるシャッターゲートです。
飛ぶラ音デザインによっては、外からの視界を完全に遮ることができるので、プライバシーを確保しやすく、外からの視線が気になる人にはおすすめのシャッターゲートです。
引き戸式シャッターゲートの開閉方法
・片引き
左右いずれか一方向へのみゲートを開閉できる片開きのタイプです。
人や自転車などが出入りするための門扉が付いているので、車以外の出入りシャッターゲートを開ける必要がなく、楽に出入りが可能です。
・両引き
2枚のシャッターゲートが左右に開閉する両引きタイプです。
駐車場の出入り口が広い場合におすすめのシャッターゲートになっています。
・引違い
中央付近に設置した柱に向い左右から開閉するタイプです。
間口の左右から出入りすることが多い時期には、シャッターゲートを少し動かすだけで出入りできるようになっています。
引き戸式シャッターゲートの注意点
・戸袋のスペースが必要
シャッターゲートを開放際に収納スペースが必要になります。
出入り口の間口が広く、シャッターゲート自体の大きさが広くなるほど、広い収納スペースが必要なので、スペースが確保が出来るかを確認する必要があります。
・サイズに応じて重くなる
大きなサイズになればなるほど、シャッターゲートを引く時に重くなることがあります。
電動タイプあるので、主さが心配な時は、電動タイプがおすすめです。
・傾斜地での利用は困難
傾斜地への設置は下り時に開閉途中の扉を止めにくくなる可能性があります。
そして上り時は扉が重くなるので、注意しましょう。