2021.09.28
ハイビスカスティーの原料「ローゼル」
こんにちは。アロマセラピストの田中智子です。
自然が織りなすルビーレッドのお茶「ハイビスカスティー」
爽やかな酸味で人気のあるハーブティーですね。
ハイビスカスといえば、南国の太陽の光を浴びて鮮やかに咲いている花。その花から作られているのがハイビスカスティーだと思っていませんか?
NO!~
原料は、ハイビスカスの近縁種「ローゼル」という品種です。
ご存知ですか?
ローゼルとは。。。
ハイビスカスやオクラと同じアオイ科の植物です。
多年草ですが、寒さに弱いことから、日本では一年草として扱われています。
種まきは、春4~5月。
葉っぱの形は、手のひらをぱーにしたような3~5つに裂けた形
草丈は1~2mに生長します。
ウチは、プランターに密に植わっていて窮屈そう。
でも、今年は例年より倍以上の草丈に育ちました。
ローゼルの花が咲く時期は9月~11月。
花びらの色は、ピンクやクリーム色で、中心は真っ赤です。
花は半日で萎れてしまいますが、花期の間は次々と咲きます。
ウチでは夏頃からポツポツ咲き始めて9月になってからは、どんどん咲いています。
花が咲いた後は、実(種)を包む鮮やかな紅紫色の萼(がく)が付きます。
この萼(がく)が、ハイビスカスティーやジャム、ソースなどに利用されるのです!
収穫の時期は、だいたい10~12月。
花が萎れて落ち、厚くプックリとしてきて完熟したものから1つ1つから収穫します。
収穫したら。。。
水洗いした萼の尖っていないほうの下の方を包丁で切り、切った断面に割り箸を当てて、尖っているほうに向かって内側に入っている実を押し出して咢だけにします。
育てたからこそ味わえるフレッシュティーは格別です!
午前中の数時間しか咲かない花や新鮮なうちに若葉も一緒に、サラダにすると美味しいそうです。
私はジャム作りにチャレンジしてみようと思います♪
乾燥させておけば、1年中楽しめます。
ハイビスカスティーは。。。
クエン酸やビタミンCが豊富な美容のためのハーブティーです。
*ビタミンC:シミ予防など美肌効果が期待されます。
*クエン酸:疲労回復に効果が期待できます。
*アントシアニン:眼精疲労、抗酸化作用が期待されます。
*カリウム:むくみを解消させる効能が期待されます。
などなど
歴史的には、かのクレオパトラも愛用していたとか。。。
いかがでしたかー
ハイビスカスティーの原料となる「ローゼル」は、美容と健康に良い有効成分がたっぷりで女性に嬉しい植物なのです!
可愛い花やルビーレッドの実を目で見て楽しみ、収穫して加工して楽しめます。
あなたのお庭でも「ローゼル」を育ててみませんか。
ちなみに。。。
春に植えたローゼルは冬に枯れてしまいますので、実の中の種を取っておいて種まきで増やします。
取った実は、十分に乾燥させてから中の種を取り出してビンなどに入れて涼しい場所で保管します。
※早く取りすぎた種は、うまく発芽しないこともありますのでご注意を(^_-)-☆
田中 智子さんプロフィール
京都市生まれ、宇治市在住。
人間関係や過度なストレスから心が疲れてしまい、出会ったアロマセラピー。
植物の持つ力やナチュラルに惹かれていきました。
アロマで人を笑顔にできるようなことがしたいなと思ってアロマを学び、講座やワークショップを行っています。
植物の香りは心と身体のバランスを整えて、健やかな身体づくりや暮らしの質を高めるサポートを行います。そんな「香り」のことをユルユルお届けします。
◆資格
・認定アロマセラピスト(リフレクソロジー・ボディ・フェイシャル)
・予防医療認定レクチャー/ソーシャルアロマセラピスト
・ハーブコーディネーター/日本茶アドバイザー
◆主な活動
・宇治の緑茶と国産や京都産にこだわったハーブとのオリジナルブレンドハーブティーの開発と販売
・講師として京田辺住民センター、京都市内福祉事業所、宇治市人材バンク、企業様観光・まちづくり支援事業など。
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