2021.01.13
まこものしめ縄つくり
皆様こんにちは。野草マイスターの土肥律夫です。
お正月は皆様どんなしめ飾りを飾りましたか?
ぼくは去年の12月に開催させてもらったマコモのしめ縄作りワークショップで作ったやつを玄関に飾りました。
しめ飾りは通常、稲の藁で作りますが今回はこだわって神宿る草マコモで作りました。
マコモ イネ科 マコモ属の多年草
陸地の大麻、水地のマコモ、神の宿る草として知られています。
マコモは東南アジアや東アジアに分布、日本では古く万葉集や古事記に登場し、神の宿る草と呼ばれてきました。出雲大社ではマコモでしめ飾りを編み、神田明神などではマコモで編んだ茅の輪をくぐる夏越の祓いが行われます。またお釈迦様はマコモでムシロを編み、病人を治療したといわれています。菰(ムシロ)は今は稲藁で編むことが一般的ですが、マコモで編むのが真のムシロであることから真菰といわれるそうです。
また食物繊維が豊富で腸内環境を整えるカリウムが塩分の排出を助けてくれるなど、体の中を綺麗にしてくれる効果が期待できます。
古くから浄化、毒素の排出の効果があると言い伝えられ、マコモの葉を煎じて飲んだり、お風呂に入れたりします。
マコモの効能
悪性腫瘍の増殖抑制 アトピー性皮膚炎 高血圧 肝臓病 糖尿病 婦人病 喘息 浄血 排毒
しめ縄作りはガーデンセラピーの芳香療法、芸術療法に当てはまります。
<芳香療法>
花や草木などが放つ香りを利用して病気や怪我の予防、治療、健康増進、精神的な癒やしなどをはかる療法です。
<芸術療法>
絵画や彫刻、写真などの芸術活動を通じて行う健康促進や精神療法です。庭に展開する自然の美しさに感動することも芸術療法の一つです。
2020年12月19日 土曜日 大阪の北堀江にありますフェアトレードショップ
パモジャ様にてしめ縄作りと野草リース作りワークショップを開催させていただきました。
8名様限定のワークショップ。お陰様ですぐに満席となりました。
マコモの束をお湯につけて柔らかくした後、3つに分けて編み込んでいきます。この編み込むのが最初頭で理解するまでがなかなか難しいのです。二人一組になってもらって足でマコモの束の根元を踏みながら作ります。一人がねじって一人がサポートといった感じでしょうか。
そして、マコモの輪ができたら次はデコレーションです。
センスの見せどころですね!
稲穂、松、杉、桧、南天、水引などを飾りつけていきます。
ここからは完成というゴールを自分で決めるのでなかなか時間がかかります。あーでもない、こーでもないと試行錯誤の連続です。
完成です!
ついにできました。皆さん納得のいくまでじっくり仕上げたので大満足!
素敵なしめ飾りができました。
このワークショップは今年もやりたいと思います。
皆様もいろんなカタチで植物に触れてみてくださいね!
土肥律夫さん プロフィール
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