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ガーデンセラピー

2021.05.06

八十八夜 お茶からのガーデンセラピー

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風薫る五月となりましたね!

こんにちは「草人木~soujin-boku」のひろみん、中嶋博美です。

 

今年は八十八夜が5月1日でした。(いつもは5月2日頃)

♪夏も近づく八十八夜~♪

口ずさむことはできますが、さて、八十八夜とはいつから数えて八十八夜なのかご存じですか?

それは立春から数えて八十八日目なのです。

八十八夜を過ぎれば晩霜も終りになるので農家ではこれを種まきや茶摘み,その他の農作業開始の基準としているのです。

実は、今年は遅霜にやられて和束の ※茶農家さんも悲鳴をあげていました。

霜被害にあった新芽と健康な茶の新芽

しかも、今年は八十八夜は雨予報。

一昨年も雨の予報でしたが茶農家さんは「雨が降る前に」と明け方頃から茶を刈り始めて、雨の降る直前で切り上げました。

昨年は気温が上がらず、新芽が思うように育たなくて八十八夜当日の茶摘みはあきらめざるを得ませんでした。

 

今年は曇り空ながらなんとか雨を逃れることができて、強風の中で茶を刈ることができた。と、いましがた連絡が入って胸を撫で下ろしたところでした。まさに自然と共にの生業ですね。

では、この茶農家さんは、なぜそんなに八十八夜当日の茶摘みにこだわっているのでしょうか?

お茶の葉は、冬の寒い時期にゆっくりと養分を蓄え、春になると少しずつ芽を出し始めます。

このため、いち早く芽吹いた茶葉を収穫してつくった新茶(一番茶)は、その後に摘まれる茶葉よりも栄養価やうまみ成分が多く含まれているのです。昔の人びとは経験的にそれを知っており、「新茶を飲むと病気にならない」「八十八夜に摘まれたお茶を飲むと長生きできる」などと言い伝えてきました。ですから「不老長寿の縁起茶」として尊ばれるのです。

もちろん新しいもの好き、一番が好きな日本人の特質も充分反映していると思います(笑)

ですが、実はお茶としては「秋茶」のほうが成熟して美味しいとお茶のプロたちは言います。

そこはボージョレ・ヌーヴォーと同じく若々しさを楽しむが旨みは成熟した秋茶、ということでしょうか。

 

昨今のお茶ブームで、いろいろなお茶が「ツバキ科の同じ茶からできている」とか「カテキンによる殺菌作用やフラボノイドによる消臭作用がある」とか果ては「認知症予防に良いらしい」というような情報まで皆さんの周知するところとなりました。

 

しかし、風のウワサ的に広まったことには、多少の誤解や、明確なデータによる真実とは異なることもあります。バラは同じバラでもいろんな種類がありますよね。それと同じようにお茶の木にもいろいろな品種があります。決して一本の木から緑茶や紅茶やウーロン茶ができているわけではありません。できなくはないかもしれませんが、やはり向いている種類や向いてない種類がありますから、美味しいお茶には仕上がらないのです。

 

それにお茶好きにはとても寂しいことなのですが、空前のお茶ブームといえど、未だに自宅で茶葉からお茶を淹れている人は少ないですし、抹茶スイーツは食べても、お茶を飲むところまでは…という方も少なくありません。

 

お茶は身体にもいいのよ、と言いながらペットボトルのお茶を飲んでいるのは、アロマセラピーが体にいいのよ、と言いながら人口香料を使っているのと大差ないように思います。

 

昔、お茶が「薬」とされていた時代からの恩恵を心身ともに受けたいのであれば、本物の茶葉を急須で淹れて飲まねば意味がないと思うのですが…。

 

思うほど面倒くさくありませんよ。お茶は「嗜好品」ですから好きにすればいいのです。

でも。どうせ飲むなら美味しく飲んでほしいです。美味しくなければ続かないからです。

何グラム、何度、何㏄…邪魔くさいですよね。それ、なくてもちゃんと淹れられます。

 

【ひろみん的 美味しいお茶を淹れる方法】

★まずは「人数に見合った急須を用意しましょう」。一人分なのに五人用の大きな急須では上手に入りません。

 

★「お気に入りの湯呑みを選びましょう」。手触りとか、唇に触れる感じとか大事だと思います。

また。玉露や新茶を飲むときに寿司屋の湯呑みのような大きさは、あまり合わないかもしれません。

煎茶のお点前などに使うのはおちょこサイズです。

 

★「急須と湯呑み以外に湯冷まし用のカップを用意しましょう」。カップの径が大きくて、そそぎ口があるとこぼしにくくていいですよ。そこが白いものが茶色がわかり易くて良いですよ。

お気に入りの茶器たち

① 沸騰したお湯を湯冷まし用のカップに入れます。

 

② ①を急須にあけます(急須を温めるのと同時に湯の温度が下がります)、そしてそのお湯をゆのみに注ぎます。

 

③ 必要な人数分の湯呑みに注いで、まだお湯が残っていれば捨てます。お湯が足らなければ、その急須では小さすぎるのです。大きな急須がなければ二度に分けて淹れます。

 

④ 湯呑みの白湯は湯冷ましに戻しておきましょう。

 

⑤ 急須の中に茶葉を淹れます。一人なら茶さじに一杯くらい。2~3人なら二杯、くらいですが、好みに合わせて調整して、自分のベストを見つけてくださいね。

 

⑥ 湯冷ましの湯を急須の中に入れます。そして急須を手で包みゆーーっくりと円を描くように数回回します。この時に熱いと感じたら早めにお茶をだします。ぬるいときは少しゆっくり目にだします。ここでお茶の濃度を調整するのです。

 

⑦ 湯冷ましの中に、お茶を少し入れてみて濃さをチェック。薄そうなら少し時間をかけて淹れます。

 

濃そうならサッと出してしまいましょう。すべての茶湯を入れて。最後の一滴まで待ちましょう。

もう出ないかな、というところで一度振って湯切りをします。

 

⑧ 湯冷ましの中の茶を湯呑みに等分に分けます。 どうぞ美味しく召し上がれ。

 

★抹茶は菓子を先に食べますが、煎茶は味が繊細なので先にお茶を一服いただきます。お菓子は一煎目と二煎目 の間にいただきます。

 

【注意】これは私がいつも入れている方法であり、煎茶道の作法ではありません。

一般に知られている「お茶の入れ方」と違うのはそのためとご理解ください。

 

美味しいお茶も植物の恵み。自然の恵みです。

これもガーデンセラピーの1つといえるのではないでしょうか?

大地から、宇宙から、人々の努力と丹精から生み出されたお茶の効用と美味しさを、どうぞ存分に味わってくださいね。

お茶と友達になれれば、もっと気さくに付き合えます。

夏には、水出しで手軽にお茶を水筒に入れて持ち歩けばエコだし、経済的だし、いいことづくめですよ!

水筒いろいろ

わからなかったら遠慮なくきいてくだいね!

 

※茶農家さん・・ここでは草人木がお世話になっている和束の茶農家「上香園」さんのことです。

中嶋 博美さん プロフィール

 

京都生まれ,宇治育ち

幼少の頃から、お茶が大好きな子供だった。

数年前より人生の新たなステージを考えるに至り、大好きなお茶について何も学んでこなかったことに愕然とし、日本茶はもとより中国茶やその他のお茶に広く関心をもって勉強を始める。

その頃、和束の茶農家さんと出会いがあり、お茶に携わることをこれからの人生の目標と定めて「草人木」という屋号のもと

【お茶のおいしさ・楽しさ】を少しでも伝えていけるようにと日々勉強中。

 

 

草人木についてはこちらへ     

 

           

 

 

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