レモン
レモン
学名:Citrus limon
和名:レモン(檸檬)
その他の名前:ライム、シトロン、ブッシュカン
科名 / 属名:ミカン科 / ミカン属
言わずと知れたレモン、どんなに料理をしない人でもレモンは購入することがあるのでは?と言うくらい、何にでも重宝する果実ですね。
そんなレモンですが、地植えの庭木としてのイメージが強いと思いますが実は、室内の鉢植えでも果実を収穫することができます。
温暖な気候の地域で育つ植物なので、日本の冬の寒さは苦手です。そのため様々な品種がありますが、耐寒性がある「リスボン」が人気です。
リスボン
レモンは多くの品種があり、果実の食用から鑑賞用まで楽しみ方も様々です。
食用は特に沢山の葉や花・実を付けるので、ゆっくり長く有機肥料がよいとされますが、室内で育てる場合は有機肥料を与える場合にコバエなどの虫の発生に注意が必要です。
また土は水はけ良く水持ちも良い用土で、根腐れしないようしっかりと水やりをします。
日光が大好きですので、地植えの場合は風が通る日当りの良い場所、室内の場合は明るい窓際で補光もしてあげるとベストです。
レモンも他の植物同様、春になるとかわいらしい新芽を出します。
しかし大抵の植物と違うのは、レモンの新芽は何とブラックリーフ(濃い紫〜赤茶)なのです。カッコいいですよね!
新芽は育つにつれて緑色になります。
春の訪れのシンボルとして、ぜひ楽しみたいですね。
そして花芽にも紫〜赤茶色が。レモンは黄色のイメージですが、なぜなのでしょう?(素敵だから良いのですが)
調べたところよくわかりませんでしたが、レモンの果汁に多く含まれるクエン酸と、紫色の植物が持つ代表成分「アントシアニン」が何か関係していそうな…(※注:化学素人の勝手な推測です)
可愛いですね♪
蕾がひらくと、可憐な白い花が咲きます。これはどの品種も例外なく白です。
緑の葉と真っ白な花びら、残っている蕾の紫やめしべ柱頭の黄色のコントラストが美しいですね。
受粉すると結実し、レモンの実が育ち始めます。
ワクワクしますね。
レモンは6月ごろに一旦実を落とします。
これはレモンの実同士で養分を奪い合い、自然に落下する「生理落果」という現象です。
小さな実がたくさんついた場合間引く実をどうするか悩むかもしれませんが、生理落果が起こる前に摘果すると、摘果直後の生理落果で実が落ちすぎてしまう場合がありますので、一旦生理落果が起こるのを待ってみましょう。
その後摘果する判断としては、実がなっている枝の葉が黄色くなったり落葉してしまっている場合は、栄養が実に行き過ぎて葉の養分が足りなくなっていますので、そういう状態になっている枝の実を摘果すると良いでしょう。
何となんと、斑入りの「ピンクレモネード」!
室内で鉢育成したいですね~♪
画像出展:園芸ネット
冬はレモンにとって試練の季節です。
日本の冬はレモンには寒すぎるため、しっかりと防寒対策をしましょう。
地植えの場合は、株元を黒ビニールシートでマルチングしたり、株を不織布で覆うと良いでしょう。
鉢植えの場合は、普段外育成ならば室内に入れてあげましょう。
庭木・植栽についての
お問合せ・ご相談は