エバーフレッシュ(コヨバ アルボレア アンガスティフォリア)
エバーフレッシュ(コヨバ アルボレア アンガスティフォリア)
学名:Cojoba arborea var. angustifolia
和名:アカサヤネムノキ
その他の名前:コヨバ
科名 / 属名:マメ科 / コヨバ属(ピトへケロビウム属)
エバーフレッシュは、熱帯アメリカに原種が12種自生する熱帯植物です。日本に自生するネムノキ(合歓の木)の仲間です。
観葉植物として日本でよく流通しているのは「コヨバ アルボレア」の変種(var.)細葉(アンガスティフォリア)の種類で、通称「エバーフレッシュ」と呼ばれます。
自生地では30mにも達する常緑高木で、春~秋に黄緑色の球体の花(たんぽぽの綿毛のような)が咲き結実、らせん状に赤い実を作りその中に種を作ります。
このさやの赤から和名では「アカサヤネムノキ」と呼ばれます。
赤い実のさやは熟成すると自然に開き、黒い種がぶら下がって鳥を引き寄せます。
自生地ではこのような大木に
熱帯植物なので耐暑性は高く、耐寒性は低いです。
当然日本での地植えは越冬ができません。そのため鉢植えで観葉植物として楽しみますが、室内で育てる場合でも10℃以上を保つよう環境を整えましょう。
適温は15℃以上です。
室内育成でも、株が大きく成熟すれば結実します。
赤いさやから黒い種が現れています
ある程度の耐陰性はありますが明るい場所の方が好ましく、直射日光は葉焼けする恐れがあります。
暗くなると葉が閉じる就眠運動を行います。あまり葉が開かない場合は明るさが足りない場合が多く、明るさバロメーターとなります。明るい場所に移動してあげましょう。また、湿度が足りておらず、感想を防ぐために閉じている場合もあります。熱帯の環境を考慮して、温度と湿度を整えてあげましょう。
環境に慣れれば、生育期に新芽を出します。
エバーフレッシュは水が大好きなので、生育期は土が完全に乾ききる前に、春夏はたっぷり、秋冬は少な目に水やりをしましょう。また葉水も大切です。
どうしても地植えしたいときは、代わりに日本原産のネムノキ(合歓の木)を植えてはいかがでしょうか?
盆栽でも使われたり、日本人の文化に根差した樹木です。仲間だけあって姿や葉はエバーフレッシュと大変似通っていますのでおすすめです。
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