ジンチョウゲ
ジンチョウゲ
学名:Daphne odora
和名:ジンチョウゲ(沈丁花)
科名 / 属名:ジンチョウゲ科 / ジンチョウゲ属
香りのよい花を早春に咲かせる常緑の花木です。耐寒性は-5℃程度で、東北地方南部の平地以南で庭植えにすることができます。
2月下旬~4月中旬頃に可愛らしくしとやかな花を咲かせます。
外側が紅紫色、内側が純白の肉厚な花は、濃い緑色の葉とよく合います。
花弁のように見える部分は萼が花弁状に変化したもので、本来の花弁ではありません。
クチナシ、キンモクセイと共に「三大香木」あるいは「三大芳香花」と言われます。
名の由来には、香木の「沈香(じんこう)」とスパイスに使われる「丁字(ちょうじ)=クローブ」を兼ねるほど高い香りがあるため両者の名を合わせて「沈丁花」となったという説や、単に沈香が転訛したとする説などがあります。
室町時代以前に中国から日本に渡来したといわれ、日本で栽培される株はほとんど結実しません。
庭植えは、西日の当たらない半日陰を選んで、根を切らずに植えつけます。
大株は移植すると枯れることが多いので、植えつけ場所をよく選んでから庭植えにしましょう。
根が切れると株が枯れてしまうことが多いので、植え替えの必要な鉢植えには向きません。
根が地中深くに伸びないため、極端な乾燥を嫌います。
新芽が成長する春や、高温になる夏に乾燥させないよう、乾いたら十分に与えてください。
花の外側も白い“シロバナジンチョウゲ”(Daphne odora f. alba)もあります。
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