目隠しフェンス設置で気を付けたいこと
お庭で快適にすごしたい、前面道路からの目線を気にせず過ごしたい。安心して生活するために目隠しフェンスを設置する方は多いですが、フェンス設置の思わぬ落とし穴をご存知でしょうか?
お庭満喫ライフを気持ちよくGETするために、ぜひ知って頂きたいポイントをご紹介します。
自分の敷地・暮らしの大切さは皆同じ
◇お隣さんの気持ち
ご自宅を快適に保ちたい気持ちは誰しも当然にあると思いますが、それはもちろんお隣の方も同じです。
「自分の敷地だから自分の好きにしたい」この気持ちはわかりますが、「うちをどうしようがうちの勝手」この考えは大変危険です。
例えばあなたのお隣さんが事前の説明なく突然目隠しフェンスを設置し、あなたのご自宅の日当たりが悪くなり植栽が枯れてしまったり、風通しが悪くなったことで湿気が溜まり望まない苔が生えてしまったらどうでしょうか?そして困っている旨を伝えても「うちの敷地内のことなんだからうちの勝手でしょ」と言われたら?
そこに住んでいる限りお隣さんである人との関係性が悪くなってしまうと、せっかく敷地内が整っても心穏やかな暮らしとはいかなくなってしまうかもしれません。一度関係性が悪くなると修復は簡単ではなく、トラブルが起こりやすい状態になってしまいます。
そんな「お庭満喫ライフ」からほど遠い暮らしにならないためには、フェンスを設置するときお隣の通風・採光を遮っていないかを大切に考えて、できれば事前に説明するようにしてください。そうすれば、お隣さんの気持ちを聞く事ができ、寄り添った計画に修正・見直しができます。
◇敷地境界を越境していないか
それぞれの土地の間には、法律で「敷地境界線」と言う決め事があり、敷地の範囲が定められています。土地所有権を登記する際に必ず登録されていますので、登記簿を取るときに「地積測量図」を一緒に取れば確認することができます。
もしお隣さんの塀・フェンスが敷地境界の丁度真上に建ってしまっていたら?こういった場合お隣さんと協議する必要がありますが、既に設置から経年もあり「ずっとこれでやってきたし・・・」となると、後から居住された方が飲み込む場合が多いように感じます。
ぜひ避けていただきたいのは、「あなた側が敷地境界の確認に不備があって越境してしまう事」です。
お隣がフェンスやブロックを設置せず、菜園や畑などとしてお庭を使用している場合が結構あります。そういった場合、敷地境界をきっちり確定してからご自宅側のブロック塀やフェンスを建てなければ、お隣ともめる事態を招きかねません。せっかく建てたのに撤去するはめになることも考えられます。
またお隣が菜園や畑をされている場合、特に採光・通風の遮断には気を付けてください。ただ、塀や・フェンスを設置しないとご自宅に不利益を被る場合もあるため、お隣との協議は必ず行い、敷地境界が不明な場合は土地家屋調査士に依頼してきっちり確認してもらいましょう。
◇デザイン面で圧迫感がないか
敷地も明確にクリアしお隣さんとの協議も無事収まるところに収まった、となれば後はフェンスを設置してお庭満喫ライフへまっしぐら・・・と行きたいところですが。もう一つ、大切な事があります。
「設置するものが圧迫感を与えないか」です。
ご自宅側からは問題がなくても、お隣側から見ると圧迫感が出てしまう場合があります。
お隣の土地の方が低くなっているときは要注意です。こちら側からお隣のお庭が見えないように、と気を使い、割と高めのフェンスにしたら・・・
お隣にとってはもっと高くなるので、ものすごい圧迫感になる恐れがあります。そういう場合はフェンスの形状をよく選ぶことで解消できるかもしれません。
デザインで圧迫感を感じさせないようにすることもできます。色や形状・柄もそうですが、素材によっても圧迫感は調整できます。例えば単純な例ですが、ブロック塀は重く圧迫感を感じますがアルミやスチールのメッシュフェンスは軽い印象ですよね。
オシャレなデザインで圧迫感なく自然に目隠しすることも可能でしょう。
各メーカーの製品をよく検討し、お隣に配慮しつつお気に入りのデザインを見つけてください。
おすすめのフェンス3選
お隣に圧迫感を与えにくくオシャレな、個人的におすすめしたい製品を3つほどご紹介します。
◇三協アルミ/ガーデンスクリーン ベルサード
ルーバータイプと格子タイプを組み合わせることで、通風・採光を遮らずに目隠しすることができます。
格子タイプで適度に見えることで圧迫感を避けつつ、しっかりと目隠しができるスグレモノです。
◇YKKap/ルシアス アクセントポール+装飾パネル エスパリア
ポールとの組み合わせで、緑化フェンスでもイングリッシュガーデンのようになりすぎずナチュラルに目隠しができます。
◇LIXIL/フェンスAB 採光パネル
パターンが豊富なフェンスABから、採光パネルを選択。
これなら光を遮ることなく取り入れられ、フェンス下桟は開けることも完全に閉じることもできます。
★この記事を読んで
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