玄関まで導く場所「アプローチ」を照らす
明日からクリスマスイブ、クリスマスを迎えますね。きれいなイルミネーションが街で煌めいていますが、家のライトアップはまた別物。
住宅エクステリアとしての照明は、外観を美しく演出することももちろんですが、安全な暮らしの手助けにもなる側面があります。
今日はそんなアプローチのライトアップのコツ、解説していきましょう。
設置場所のポイント
玄関までのアプローチが暗いと、足元が見えず危険が高まります。しかし暗い路地や車から来たところをあまりあからさまに照らすと、明かりが強すぎてまぶしかったり下品に感じてしまったりと、心地よいライトアップとは言えなくなります。
◇地中埋め込み型ライトで小さな光の道を
アプローチが狭い場合やさりげなく照らしたい時は、地中埋め込み型ライトで動線を導くのが良いでしょう。キラっとした光は自然と目線を集めるため、玄関までを自然に導いてくれます。
さらに、壁を照らすことで照り返しの効果を利用し、空間全体に柔らかい明かりを確保することもでき、光の当て方・壁の凹凸形状でも様々な演出の仕方が楽しめます。
また、目線の高さを直接照らさないことで落ち着いた雰囲気のライトアップになります。
◇間接照明で光の演出
アプローチに段差がある場合は、ぜひ段差部分に間接照明を取り入れましょう。光源が調節見えないのでまぶしさを感じず、落ち着いたライトアップ空間にしたいときに向いています。
また、視線が段差に行くと同時にアプローチが際立ち、つまずいたり踏み外したりする事故を防ぐことができます。
間接照明は、その優しい光が明るいだけではない温かさを演出してくれる、住宅にとてもマッチしたライティング方法と言えます。
◇ポール型ライトで植栽をライトアップ
アプローチ周りに植栽があるときは、ポール型ライトがおすすめです。アプローチを示すのみならず、植栽を美しく演出することができます。
植栽と一緒に照らしたいときは拡散光のもの、足元中心に照らしたい場合は下面配光のものを選ぶと良いでしょう。
◇ダウンライトで上から照らす
室内の照明と同じですが、照明は上から下へ照らすと均一に明るくすることができます。
ゲートがある時、手元が見えたほうが良い場所などはダウンライトでムラがない明るさを造るのがポイントです。
スタイル別のおすすめライトアップ
◇モダンスタイルの外観
モダンスタイルの外観は、ライトアップにもメリハリを付けるとモダンさが一層際立つ印象にできます。モダンスタイルは黒・グレー・白などの色使いで、スタイリッシュさやクールさが特徴ですので、ライティングも都会的なスッキリさがポイントです。
◇南欧風の外観
南ヨーロッパをイメージした南欧風外観は、レンガやテラコッタ(素焼き素材)・曲線を使った動きのあるデザインが特徴です。この場合は照明自体もデザインの一部として魅せるライトアップが向いています。
南欧風は白やベージュ壁にオレンジや赤茶の色合いが多いので、アクセントにアイアンなど締まる色味・形状の照明を選ぶと良いでしょう。
◇和の外観
和や和モダンの外観には、光源が直接見えないぼやっとしたやわらかいライトアップが良いでしょう。シャープにならないよう光の当て方に気を配り、光の色はオレンジ寄りの暖色を選びます。
庭と家をひとつの空間として捉えてきた日本人には、自然と人が暖かくふんわりと混ざり合うような空間が「和」のアプローチとして心地良いのかもしれません。
和紙などで覆った照明は光源の強さを和らげますが、和紙でなくとも艶がないマットな素材を選ぶ事がポイントです。
ライティングは外構の夜の顔
夜の外構は、昼間とは見える顔が全く違います。昼間しか行ったことが無い場所は、夜は見つけにくく迷ったりしますよね。
ですがただ照らすのではなく空間の演出によって、外構の夜の顔を造ることができるのです。
また、夜のライティングには防犯の効果もあります。光の揺らぎは人の目に留まりやすく、泥棒が活動しにくい空間にしてくれるのです。自動点灯設定や人感センサ―をうまく活用し、美しく安全なライティングを楽しんでくださいね。
施工事例画像引用:タカショーデジテック様WEBサイト
★この記事を読んで
「これ悩んでた!」「ずっとどうにかしたかった」とピン!と来た方★
まずは質問してみる → 問合せフォーム
対面で相談したい → 来店・相談予約
ちょっとしたご質問でもお気軽にどうぞ♪