南欧風エクステリアブランドの金字塔・ディーズガーデンさんに行ってまいりました!

傳來工房 ディーズガーデン

 南欧風エクステリアと言えば誰しもが一番に思い浮かべるでしょう「ディーズガーデン」を展開する株式会社傳來工房(でんらいこうぼう)様主催の、新製品発表や研修会、懇親会を兼ねたエクステリアデザインコンテストの授賞式などに2日間にわたって参加させていただきました。

 


 ★CONTENTS★

 ◇傳來工房さんについて

 ◇ディーズガーデンのこと

 ◇樹脂ポスト手作業シーンと新作

 ◇傳來工房さんの「環境整備」

 ◇まとめ

 

傳來工房さんについて

傳來工房さんは鋳物の鋳造会社で、なんとその起源は平安時代までさかのぼります。弘法大師(空海)が遣唐使として日本へ持ち帰った鋳造技術を会得した鋳造集団「傳來」。最高の技量の持ち主が引き継ぐ銘であり、現会長・橋本知良氏のお祖父様が「傳來」の銘を継承されたことが、現在の傳來工房さんの礎になっているそうです。

皇居二重橋(旧)
明治21年御造営の皇居二重橋を100年間の酸化腐食により復元

皇居二重橋(新)
ブロンズ鋳造で傳來工房さん伝承の青銅緑青発色。経年と共に奥深くなります。

 

東京ドーム25周年鋳物パネル
東京ドーム開場25周年記念の鋳物パネル(ミニ版)。王さんと長嶋さんです。

 

鋳物
美しい曲線
鋳物
ここまで繊細な技が・・・

 

ディーズガーデンのこと

ディーズガーデンは2003年に傳來工房さんが立ち上げたエクステリアブランドです。
ディーズガーデンのラインナップで鋳物製品の種類は多くないですが、実は鋳物鋳造技術はたくさんの製品に生かされていて大変驚きました!

 

ディーズガーデンの製品はどれも南欧風にぴったりで、一式揃えればデザイン・意匠的にとてもまとまってくれるラインナップが揃っています。

その中でも表札は特におすすめ。アルミ鋳物の表札は、一つ一つ手作業で仕上げられます。
そのシンプルかつ繊細な美しさは、モダンや和モダンにもとてもマッチします。

表札制作工程 鋳流し機械

 

工場見学にて「バリ取り」(たい焼きの型からはみ出した薄い生地残りと同じ)の体験をさせていただきました!

バリ取り

 バリ取り機(?)の動かし方がかなり難しく振動も強いため、美しい鋳物表札に仕上げることの難しさを思い知りました。。。

 

バリ取りアップ
とにかくすごい振動で、操るのが本当に難しかったです。。。

 

樹脂ポストの手作業シーンと新作

工場見学では、既存製品「ミラ」の制作工程を見せていただくことができました。ポストも一つ一つ手作り。その管理された工程には頭が下がります。。。

ミラ

ミラ アップ

制作工程

塗料棚
ものすごい数の塗料が。様々な発色が可能な理由です。

 

そして、この春の新作もお披露目です。

新作「マルン

マルン

 

新作「コパン

コパン

 

新作ポストは、デザイン的にモダン・和モダンのエクステリアにも調和するデザインで、ディーズガーデンのデザイン力の底力を大いに感じさせられました!

 

 

続いて、機能門柱「ルアン」

ルアン 頭頂部

新色の発売が決定していて、試作品も併せての展示でした。

この門柱、本当にオシャレなんです。一見、しっかり左官仕事で仕上げたオリジナルデザイン門柱のようですよね。
しかし実は、EPS(発砲樹脂)にモルタルなど複数層の塗り仕上げをした門柱なんです。つまり、軽量で、災害時などに転倒しても安全な造りをしています。

上部に笠木がない代わりに、雨の際などの水はけがよく考えられています。

 

新作は他にもまだまだあるのですが、皆さんのディーズガーデンWEBサイトを訪れる楽しみを奪ってはいけませんね(笑)ぜひチェックしてくださいね★

https://www.deasgarden.jp/

 

傳來工房さんの環境整備

傳來工房さんでは、先代社長から引き継がれている「環境整備」という取り組みがあるそうです。その徹底ぶりも拝見してきました。

環境整備

見てください、この整頓ぶり。

「常に」全ての収納・共有棚・デスクが全てこのように整理整頓されています。デスクが汚い人など1人もいないのです。備品のコスト意識も徹底されていて、かつ必要な物を切らさないよう、発注が必要な量まで在庫が減ったら発注札が現れるという徹底ぶり。これは工場内も同じでした。

 

安全や清潔を維持するだけでなく、「誰かが適当に使って戻さない」「減ってきても誰も気づかずいつの間にかストックが無い」などという事が起こらない、ストレスフリーになれる素晴らしい取り組みだと思います。

工場内の備品棚
工場内の備品棚

傘入れ 傘入れ
隙間の有効活用を考えた結果、廃材を使って工夫された傘入れになったそうです

 

この「環境整備」は、「礼儀・規律・清潔・整頓・安全・衛生」の6つを”お客様目線”で磨き上げる活動で、
“お客様第一主義と品質至上主義実現するための日々の積み重ね”
の取り組みだそうです。

 

2日間のおもてなし頂いた内容もとてつもないレベルでしたし、ここまで徹底できないにしてもせめて意識ができるか、出来ないか、だけでも「雲泥の」差なんだと勉強させられました。。。

 

まとめ

平安時代から継承されてきた「傳來」、その銘の通りの素晴らしい技術と、生み出す作品とそこに繋がる人を最大限あらゆる意味で慈しむ姿勢・取り組み。
開発段階の製品についてのディスカッションもでき、非常に濃厚で学びの多かった2日間でした。

集合写真

濃厚すぎてすべてを書ききれないのが残念ですが、これをお読みいただいている皆様はぜひ商品からその素晴らしさを体感してください。

 

ディーズガーデンの商品を検討されたい方は、お気軽にお問合せくださいね。

 

 

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