犬と暮らす家★ドッグガーデンづくりのポイント

犬は人間の一番の友達

犬が家族にいるだけで笑顔が増えたり癒しをくれたり、「犬は人間の一番の友だち」とよく言われます。犬と人間の交流(家畜化)は、DNA研究によって氷河期末期の1万1000年前まで遡れることがわかっているそうです。

そんな歴史のなが~い犬との暮らし、どうすれば犬にとって安心・快適な庭になるのか。ドッグガーデンづくりのポイントを解説いたします!

 

人間の子供と一緒!?

犬とこども

犬にとってのリスクや必要なアイテム・機能は、人間の幼児と近いものがあると思います。察知できない危険から守ってあげられる、安全なお庭の対策を見ていきましょう。

 

◇逃走・飛び出しを防ぐ/フェンス、門扉

犬に合ったフェンスを

若い体力のある犬は元気が有り余っていて好奇心も強く、低いフェンスは飛び越えてしまうことがあります。また、押す動作は得意なので、門扉が開き戸だと開けることができてしまいます。

家と言う死角から道路への飛び出しは本当に危険です。

 

犬の体格・ジャンプ力を考慮した、飛び越えられない高さのフェンスを設置しましょう。横桟フェンスは特に、足をひっかけてよじ登ってしまうことがあるため、十分な高さを確保してください。

小型犬はフェンスと地面の隙間にも要注意です。軽く掘ったら通れてしまう隙間の高さは危険です。

 犬と門扉

門扉は、犬が不得意な横引き動作が必要な“引戸門扉”が良いでしょう。どうしても開き門扉にする場合は、押せない内開きか二重扉にしましょう。

 

◇ケガ・骨折を防ぐ/床材(地面)、段差

運動大好き

犬はとても運動が好きです。大型犬ならば130分以上の散歩を3回は行ってあげたいところです。運動不足は犬にストレスを与え、健康にも悪影響になってしまいます。

ドッグガーデンをつくる上では、好きに動き回れる環境を整えてあげるのが大切です。その際は安全に配慮したプランニングを心がけます。

 

うるるちゃん+スタンプコンクリート

滑りやすい地面は犬の足腰に大きな負担になります。椎間板ヘルニアなどの人間でもつらい病気になってしまいかねません。そこで、床材で舗装する場合、例えばタイルならば “屋外用のノンスリップ加工”の物を選んでください。コンクリートに凹凸を施した「スタンプコンクリート」は、凹凸のおかげで通常のコンクリートより滑りにくく、リフォームにも最適で犬庭に大変おすすめです。

 ドッグガーデン_スロープ+人工芝

足腰への負担は“段差”も同様です。特に老犬・足が短い犬種には、きめ細やかに対応する必要があります。

段差ができる場所にはスロープを設置したり、出来る限り段差を低めに抑えましょう。

スロープには人工芝を貼ってあげると滑りも防げておすすめです。またウッドデッキに設置できるデッキと同素材のスロープなどもありますので、テラスやデッキと併せて計画すると良いでしょう。

 

◇やけど・熱中症を防ぐ/日陰、地面の温度

タープ

犬は汗をあまりかかないため、体温調節が苦手です。暑さ対策はしっかりしてあげてください。

まずは日差しを避けて休憩できるスペースを確保しましょう。テラス屋根やオーニングはおすすめです。また、中高木の植栽、日除けターフも効果的です。

 テラス屋根+オーニング

地面の熱さも要注意です。

犬は人間より地面と体の距離が近いので、放射熱の影響を受けやすいです。また高温の地面は肉球のやけどにも繋がります。

 散水遊び

日陰づくりと併せてまめな打ち水や、遮熱素材の人工芝の導入などの方法もあります。

打ち水については家庭用のミストシャワーが簡単に設置できますよ。

 

◇洗い場・水回り

ドッグシャワー

お散歩帰りのシャワーや水飲み場も整えてあげたいポイントです。体温調節が苦手な犬の、お散歩後のクールダウンとして活躍します。

小型犬にはシャワーの位置が高いスタンドタイプがおすすめ。やんちゃな子も大人しく洗われてくれ、飼い主さんの腰にも優しいです。

 自動水飲み場

水回りは寄生虫や細菌、犬の命取りになるフィラリアの原因となる蚊の発生源にもなるため、使用が済んだら必ず水を抜きましょう。水飲み場の水も、いつも清潔なように入れ替え・清掃をしてあげてください。便利な自動水飲み装置もありますので活用してみてはいかがでしょうか?

 

◇有害植物を防ぐ/庭木、草花

舌出しイヌ

犬にとって有害な植物は結構多いです。好奇心旺盛な犬は食べてしまったりするので、犬にとっての有害植物をよく知っておきましょう。

また、花壇をつくる場合は高くしたり柵を設けるとよいでしょう。家庭菜園はスタンドタイプのプランター「トラグ」もおすすめです。腰への負担も少なく犬のよじ登り・いたずら防止になります。

 

◇お庭に余裕があれば、遊べるアイテムを

遊ぶ犬

歩くだけのお散歩とまた違う運動ができる遊びアイテムは、ふれあいにもなり犬のストレスを発散させることができます。

 柴犬とアジリティ  シェルティとアジリティ

トンネル、アジリティ(障害物)やプールなど、犬向けの様々なアイテムがありますので、お庭の広さに合わせて導入してあげてください。楽しんでくれること間違いなしですよ♪

 

<犬も人も快適なお庭を>

犬と人は友達

冒頭に書いたDNA研究では、イヌ科のDNAの一部は人間のDNAパターンを模しているそうです。長い歴史を共に歩んできた中で、人に合わせた変化をしてくれたのかもしれませんね。

人間の家族である犬、人にとっての快適さのほとんどは犬にとっても快適です。できるだけの環境を整えてあげてくださいね。

 

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ひらめき

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