ベランダ・バルコニーやデッキでのガーデニング★癒しや健康へのメリットも!?
皆さま、あけましておめでとうございます。
本年は元日より甚大な被害を生んでいる能登半島地震が起き、悲しみの広がる正月が一年の始まりとなってしまいました。
健康だけは皆さま損なうことの無いよう、これからますます寒くなりますがどうぞご自愛ください。
さて、マンションや戸建てなど住宅には基本的に、ベランダ・バルコニーやデッキがあると思います。このスペースを利用して楽しむことができる「ベランダガーデニング」「ガーデンデッキ」の魅力とコツを本日はお話したいと思います!
★CONTENTS★ ◇ガーデニングの喜びポイント ◇ベランダガーデニング・ガーデンデッキのポイント ◇ガーデニングの際の注意点 |
ガーデニングの喜びポイント
ガーデニングと言うと、以前このコラムでも紹介しました“イングリッシュガーデン”や、庭を耕した家庭菜園、色とりどりの花壇・・・何だか大変そう・難しそうと感じてしまう人も多いかもしれませんが、「ベランダガーデニング」や「ガーデンデッキ」はむしろそんな初心者さんにおすすめです。
◇手入れの楽さは折り紙付き
美しいお庭を維持しようと思うと、手入れにはそれなりに時間がかかりますし手を入れ続けることが重要なため、時間に余裕が無いと難しいのが現実です。
「ベランダガーデニング」や「ガーデンデッキ」は、庭に比べてスペースも、そもそも元は土もありません。デッキに関しては設置の際花壇を取り入れることなどもありますが、「コンパクト」なスペースに限定してガーデニングを楽しむことができるのが魅力なのです。
そしてグリーンは好きだが虫は苦手!と言う方にも大変手入れがしやすいのがありがたいところ。土が必要最低限の利用であるため、昆虫が寄って来づらいのがありがたいですよね。(筆者は虫恐怖症)
◇夏の日差し避けや目隠し、空気の浄化にも
住宅密集地やマンション低層階のベランダ・バルコニーやデッキだと、視線が気になってしまう方が多いと思いますが、グリーンカーテンや背の高い植物が目隠しに活用できます。少し広めのデッキ空間の場合は緑化フェンスなどもありますし、景観を整えながら目隠しにすることもできるのです。
更に育てる植物を選べば、植物の光合成や有害物質除去作用によってガーデニング空間の空気を良くすることができるかもしれません。緑が多い空間の空気はおいしいですもんね。
◇家族のコミュニケーション場に
ガーデニングで素敵な空間になったベランダ・バルコニーやデッキは、ちょっとしたくつろぎ空間になります。また一緒に植物を育てることで共通の趣味・話題を持つことができる点や、野菜を育てれば野菜嫌いのお子様の食育にもなり得ます。自分で面倒を見た野菜が実った時には、野菜嫌いが克服できるかもしれませんね。
◇心身ともに良い効果を得られる
ガーデニングによって得られる良い効果はとてもたくさんあるそうです。一部既出ですが例えば、
心理的効果
感受性が豊かになる/人間らしさを育てる・取り戻す/認知症防止に役立つ
身体的効果
意識的に体調を整えるようになる/運動不足を解消する
環境的効果
日光に当たり、体を丈夫に/マイナスイオンいっぱいの空気を吸ってリラックス
大きく上記のような良い効果が期待できるのです。
アメリカやヨーロッパでは、医療や福祉の現場で「園芸療法」が積極的に取り入れられているそうですよ。
ベランダガーデニング・ガーデンデッキのポイント
◇レイアウト
プランターや鉢植えの配置は、目的を考え計画して行うのをお勧めします。例えば、「日除け・目隠し」なのか、「リビングから彩りを楽しむ」なのか。
日除け・目隠しの場合は時間帯による日差しの向きや、目線を感じる場所をよくリサーチしましょう。
リビングから彩りを楽しむ場合は、普段座る位置と窓の位置・目線に合った植物の高さが重要です。
狭い空間である場合が多いと思いますので、背の高い植物は圧迫感を避けるため鑑賞位置から遠い場所に配置しましょう。
背の低い・小さい植物はスタンドやハンギングを使ってなるべく床をたくさん見せる工夫をすれば、その分空間を広く見せることができます。足元が見えないほど散らかった部屋は狭く感じるのと同じですね。
◇高さを活用する
ベランダ・バルコニーやデッキでのガーデニングは、広さの代わりに高さをうまく利用するのがコツです。
ベランダ―の手すりやフェンスを使ってハンギングプランターのディスプレイをすれば、ガーデニングスペースを広げることができます。
ガーデニング用のフェンスやスタンドを使い、好みのデザインイメージ空間にするのも楽しいですね。
ガーデニングの際の注意点
◇落下に注意
また地面より高い場所で行うガーデニングには、地植えとは違う手軽さの反面、落下の危険が伴います。
プランターや鉢が壊れることだけでなく、落下した時その下にあるものの可能性を考え、安全に配置できる工夫をしましょう。
風を受けやすい場合は固定方法や乗せる場所の安定性なども考慮が必要です。
水やりの際の水が人に迷惑をかけないよう配慮も必要です。
筆者は以前、道を歩いていてマンション2階ベランダでの水やり(しかもホース!)がバッシャーとかかったことがあります・・・
(自宅まであと1分の場所だったので事なきを得ましたが)
◇有事の際の避難経路
元日に地震が起こったばかりですし、日本は今後も災害発生の可能性が予想されています。
植物で足を取られてしまうような配置や、地震による落下でケガを負うリスクがある配置、即座に退避ができない配置などは避けるようにしましょう。
特に集合住宅のベランダ・バルコニーの場合は規約での制限や避難経路としての活用が取り決められている場合がほとんどですので、きちんとルールの範囲内で行うことが必須です。
◇排水溝・グレーチングの維持
ベランダやデッキ排水溝やグレーチングは、排水のための大事な設備です。ちょっとしたゴミなどを流してしまったり見逃したりしがちですが、これは良くありません。まめに掃除をし、綺麗に保つよう掃除をしてください。
特にガーデニングでは、少しづつ少しづつ土が流れ出しています。気づかないうちに詰まっていることもありますので、注意してください。
排水溝やグレーチングが詰まると、水分によって堆積物が腐って異臭が発生したり水があふれたりします。集合住宅は排水管を共有していますので、他の居住者への迷惑にもつながってしまうとガーデニングどころではなくなってしまいますよね。
ベランダガーデニングでグリーンライフを
お庭が無い・狭いなどでガーデニングをしたくてもできない場合は、ベランダ・バルコニーやデッキを活用できることがほんの少しお伝えできたかと思います。
メリットは多いですので、未経験の方は小さ目の植物や少ない種類で一度試してみてはいかがでしょうか。うまく行きそうであればこだわりなどを見つけて、暮らしのアクセントにぜひ楽しんでいってください。
園芸療法については普段の生活に元々取り入れていれば、心と体を健康に保ち、治療・矯正が必要ない暮らしができそうですよね。
とある映画“天空の城 〇ピュタ”のヒロインのセリフ「(人間は)土から離れては生きられないのよ」を、ふと思い出した筆者でした。
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