年数を経過しても手入れしやすい庭木

庭

随分と日が長くなってきましたね。週間予報によると朝方はまだまだ寒さがありますが日中は20℃に近づきつつあり、もう植物の芽吹きは始まってきましたね。

庭木の手入れや観葉植物管理を日常で行う皆さまは、植物が季節を理解しているように見えると思いますが、それは正しいです。
植物も季節の移ろいをしっかりと解っていて、なぜわかるのかは「日照時間」の変化を感じ取っているからです。

気温が下がると生育を止めたり傷んだりするので、もちろん気温の影響は受けています。ですがたとえ室内の植物でも、人間と同じく「日が長くなったなぁ」と言うのが解っているという事なのですね。

観葉植物

 

そんな賢い植物たち。成長を見守り、手入れをするのはガーデニングや観葉植物育成の最上の楽しみですが、毎日が忙しかったり方法がよくわからなかったりと様々な理由で管理が上手くできない悩みは多いようです。

そんな中でも特に最近多いご相談は、「大きい庭木があるが管理しきれなくて周辺のお宅に迷惑になるので伐採したい」と言う切ないものです。

新築時の思い入れや何かの記念で植えた植物を、まだ樹勢が元気な状態で伐採してしまわなければならないのはとても悲しいですよね。
そこで今回は、「植樹から年数が経っても手入れがしやすい庭木」を、実際に営業担当がお客様に提案する機会が多いものからご紹介します。

 


 ★CONTENTS★

 ◆成長がゆっくりな庭木
 ◆大きくならない庭木

 ◆植物は生き物

 

成長がゆっくりな庭木

エクステリア

植物が好きな方にとっては、家前やお庭のシンボルツリーはやはり欲しい所ですよね。
でも剪定を頻繁に行ったり大量の落ち葉が出たりと日々の手入れが多いと、毎日が目まぐるしく過ぎるご家族にとっては困りものにもなってしまします。

そこで重宝するのが、成長が遅い・比較的遅めの常緑木。

常緑なので季節によって全て落葉することがなく、お掃除が楽。また成長が遅いので毎年毎年剪定をする必要がありません。

 

<ソヨゴ> 庭木・植栽データベースページ

ソヨゴ

雑木風の素朴な株立ちで、成長が遅く常緑の広葉樹です。
病害虫にも強く、強い日差しにも耐えます。

自生地は九州~関東南部ですが、もう少し寒冷な地域でも生育可能で、長野県や新潟県南部あたりでも植えられるようです。
神事に使用するサカキが生育できない寒冷地では、ソヨゴの葉が代用されるそうです。

 

成長がゆっくりなため若木を植える場合は、成長するまでの間の存在感がなかなか出ませんが、成長すれば豊富な葉と崩れにくい樹形によって、目隠しとしても活躍します。

5~6月に小さな白い花を咲かせます。
紅葉の季節になると雌花の後には可愛い赤い実を付け、常緑ではありますが季節感はしっかりと楽しませてくれます。

様々なタイプのお庭にマッチするため、大変重宝される庭木です。

 

<ハイノキ> 庭木・植栽データベースページ

ハイノキ

常緑樹はそのほとんどが厚く固めのしっかりと葉を持ちますが、ハイノキは常緑でありながらも涼し気で、落葉樹のような軽やかな葉を持ちます。
また成長が遅く管理がしやすく、高さも4m前後で落ち着きます。(成長スピードが遅いため、最高樹高に達しないようです)

自生地はソヨゴほど広くなく近畿以西~九州とされていますが、近年植栽としては関東でも植えられています。ハイノキに成る実はオリーブのようで、未熟なうちは緑、8~9月に熟すと黒くなり、鳥が好んで寄ってきます。人間が食べておいしいかは・・・

ハイノキもソヨゴと同様、ほぼ剪定は必要ありません。細い枝がしなやかに伸びる自然樹形を楽しませてくれます。
どうしても剪定する場合は、他の枝よりも極端に飛び出した「徒長枝」や、株元から発生する細い枝(ヒコバエ)、あるいは内部の枯れ枝を元から切除する程度にとどめ、樹形を変えるような剪定は慎重に行いましょう。
大胆に剪定した場合、成長が遅い分元に戻るのに時間がかかります。

 

<アオダモ> 庭木・植栽データベースページ

アオダモ

アオダモも自然樹形を楽しめる成長がゆっくりな庭木で、落葉広葉樹なので冬には葉が散りますが、散る前の紅葉はその存在感で目を楽しませてくれます。
ハイノキ、ソヨゴと同様に剪定はほぼ不要で、むしろ自然樹形を楽しむ庭木ですので刈り込むような剪定はおすすめできません。

北海道から九州まで日本各地の産地に自生しています。そのため、全国で庭木として採用できるのもメリットと言えます。
樹皮は白っぽい灰色でシワや剥離がない滑らかな表皮が美しく、和からモダンまでいろいろなタイプのエクステリアに合わせやすいのが人気の理由の一つと言えます。

庭木として人気でアオダモと似た株姿の植物に「シマトネリコ」がありますが、大きな違いはシマトネリコは成長が早い事と常緑であることでしょう。
また葉の形状も、アオダモはギザギザの薄い爽やかな葉っぱですが、シマトネリコは丸みを帯びた硬さのある葉で雰囲気が異なります。

 

大きくならない庭木

<フェイジョア> 庭木・植栽データベースページ

フェイジョア

フェイジョアはその樹形も葉っぱも花も、実までも私達を楽しませてくれる、常緑性の中低木です。
樹勢も非常に強く、潮風にも強いため沿岸部などでもよく植えられます。

品種によってはグングン育つものもありますが、おおよそ3m程度でとどまります。2m程度にとどまる品種や横に広がらない品種もありますので、植える際には好みに合わせて品種選びをきちんとすると良いでしょう。

常緑なので、目隠しの生垣に使いやすいのも特徴です。

また中南米原産のため寒さに弱いと思われがちですが、地植えの場合は-7℃くらいまで耐えられるのも安心ですね。

 

フェイジョアの魅力は、その果実のおいしさにもあります。
自家不結実性のため異品種の混植が必要ではありますが、無農薬で用意に栽培・収穫することができます。

品種改良で大ぶりな果実の品種も出ていますが、実のおいしさは小ぶりな品種の方が勝ります。

 

<マホニア(コンフューサ)>

マホニア コンフューサ

マホニアは日本では17世紀から庭木として使われれている「ヒイラギナンテン」の近縁の園芸種で、中国で作出されました。
樹高は1~2m程度で、成長はやや遅めです。

日陰や暑さ、病害虫にも強い常緑低木で、他の植物の開花が少ない時期である10~12月に魅力的な黄色い花を咲かせるため、多くの庭園や公園、街路、ショッピングモールなどに使われています。

別名「ヤナギバヒイラギナンテン」と呼ばれ、ヒイラギナンテンより葉はやわらかく、葉の幅は広いが長さがあるため細く見えます。
葉の縁のギザギザは浅くて質感も柔らかで、手で触れてもチクチクしません。

 花の後には緑色の実ができ、翌年の4~5月ころになるとブルーベリーのような紫色に熟します。

少し乾燥には弱いですが、地植えの場合はあまり気にしなくても丈夫に育ちます。乾燥を気にするあまり水をあげすぎると根腐れします。
強い日光が長時間当たる場所では、乾燥で葉が多少黄色くなることがありますが、マホニアは剪定で樹形を整えやすいのもメリットですので、整えてあげれば問題ありません。

 

植物は生き物

熱帯森林

庭木として長い年月を経ても手入れをしやすい植物をご紹介しました。上記の植物は、当社の営業が実際に提案することが多く、好評いただいているものでもあります。

ただ、植物は生き物ですので、完全放置では美しくお庭を飾り続けてくれることは期待できません。
成長具合や季節での顔の違い・状態を観察し手入れをすることが、美しく健康なガーデニング風景の何よりのコツです。

ご自分での手入れが難しいから庭木を諦める、と言うのも選択肢ではあると思います。ですが、私達のような造園・作庭のプロはお客様のお庭を美しく保つ“代理人”と言えます。何を植えるかの選定だけでなく、植えた後の手入れもお気軽に相談してください。

自然の山ではない人工のお庭は、その美しさのために「手を入れ続ける」ことのみで維持ができます。逆を言えば、手を入れ続けなければ維持はできないと言うことなのです。
植物をお庭に設けたいのであれば、このことを知っておくことが大切です。

「手入れできるか自身はないけど・・・お庭にはやっぱり植物が欲しい」そんな皆様の“お庭時間プロデューサー”として、お力添えさせてくださいね★

 

 

 

マルバノキ     ヤマボウシ     キンモクセイ

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