ドライガーデンとロックガーデン★魅力を知ればあなたも虜に

ロックガーデン

ライフスタイル変化に伴ってか、近年「ドライガーデン」や「ロックガーデン」の人気が高まっています。

 庭づくりは楽しさと美しさの追求だけでなく、シンプルで効率的な庭づくりが重要な要素です。
今回は、ドライガーデンとロックガーデンそれぞれに焦点を当て、その魅力を知っていただければと思います♪

 


 ★CONTENTS★

 ◇2つの庭の特徴
  ・ドライガーデン
  ・ロックガーデン

 ◇費用感とデメリット
  ・費用感
  ・ドライガーデンのデメリット
  ・ロックガーデンのデメリット

 ◇2つのガーデンにおすすめの「ガビオン」
  ・ガビオンの魅力
  ・ガビオンのデメリット
  ・ガビオンの費用感
  ・ガビオンのデザイン

 ◇まとめ

 

2つの庭の特徴

ドライガーデンとロックガーデン、似ているようですが一体どう違うのでしょうか?

それぞれの特徴を押さえましょう。

 

◇ドライガーデンの特徴

ドライガーデン_アガベ

ドライガーデンは、水をほとんど必要としない庭づくりのスタイルです。
水の節約とメンテナンスの手軽さに繋がり、また耐乾性のある植物を活用することで、四季を通して美しい庭を維持できます。

ドライガーデンに適した植物は、低水耐性があり乾燥に強いものです。例えば、サボテンや多肉植物、地中海性の植物などが良いでしょう。

 

◇ロックガーデンの特徴

ロックガーデン

ロックガーデンはその名の通り、岩や石を組み合わせて植物を配置することで、自然な風景と調和する美しい庭を構築します。
岩場の凹凸や石の質感が庭に独特のアート性を与え、岩の合間で季節ごとに変化する植物との相性が素晴らしい庭です。

ロックガーデンに用いられる植物は耐乾性があるものが多く、植物の種類を工夫することで四季折々に美しい変化を楽しむことができます。

セダムのロックガーデンエントランス
施工事例:ロックガーデン調のエントランス

 

費用感とデメリット

◇費用感

ドライガーデンは、基本的には低コストで庭を構築できます。地産素材を活かして予算を抑えることもできます。

反対に、ロックガーデンにおいては、使用する岩や石の種類によって費用が変動します。ただし、一度作られたロックガーデンは長寿命で、将来的なメンテナンスが少ない利点もあります。

 

◇ドライガーデンのデメリット

ドライガーデン

・植物の選択の制約

ドライガーデンでは耐乾性のある植物が主体となりますが、そのために植物の選択が制約されることがあります。一部の植物は乾燥に弱く、育てるのが難しいかもしれません。

・季節ごとの変化が少ない

乾燥に強い植物の多くが常緑性であるため、季節ごとの変化が少なめ。
四季折々の色とりどりな花を楽しみたい場合は、他のガーデンスタイルと比較してやや物足りないかもしれません。

・地域による適応性の差

ドライガーデンは水を節約するため、湿潤な地域や雨が多い地域ではうまく機能しない可能性があります。地域の気候や土壌によって、作庭が成功するかどうかが異なります。

 ドライガーデンについて更に掘り下げた記事は→ こちら

◇ロックガーデンのデメリット

ドライガーデン
施工事例:ロックガーデンとクールモダンを融合した回遊ルート

・岩や石の重さ

ロックガーデンのデザインには大きく重量のある岩や石が使用されることがあり、庭の構造が安定しているか確認する必要があります。
また、造成や配置の際には専門のプロに頼むのが無難です。

・植物の配置に制約

岩や石の配置によって、植物の配置が制約されることがあります。
岩の間や隙間に植物を配置することはできますが、その配置に植物が適応するかどうかの検討が必要です。
また、水をほぼ使わないドライガーデンに比べて、岩・石の隙間から生える不要な植物の手入れなどが必要です。

更に、石はマルチング材のような役割も果たすため、夏場は日照の強さによって熱を溜めた石が土壌を保温してしまい、植物の根っこを痛める場合があります。本来ロックガーデンは山の岩場などを再現するのが目的で、必ずしも石を敷き詰めるのが目的ではないことを認識しておく必要があるでしょう。

ロックガーデンについて更に掘り下げた記事は→ こちら

・高価な岩材料の使用

ロックガーデンに使用される岩や石は、美しいデザイン構築のために高価なものもあります。材料費が高くつくことがあるため、予算に余裕を持って計画した方が良いでしょう。

 

2つのガーデンにおすすめの「ガビオン」

竹蛇篭
出典:静岡県建設業協会

 

ガビオンとは日本では古来より「蛇篭(じゃかご)」と呼ばれ、河川など土木工事の土留めや防護壁などに用いられてきました。

その名の通り日本では「かご」・すなわち竹を編んで作られましたが、現代ではガルバリウムメッキされた鋼鉄製のワイヤーメッシュで岩や石を包み込むことで、頑丈な構造を作り上げます。

ショールームのガビオン
当ショールームの展示ガビオン

 

◇ガビオンの魅力

ガビオンとドライガーデン
出典:オンリーワンクラブカタログ
ガビオンとドライガーデン施工例

 

ガビオンの魅力はその多様な用途、堅牢性とデザインの自由度にあります。

耐久性があり、自然な風合いを持ちながらも土留めや防護壁として機能するため、ランドスケープデザインや土木工学において広く利用されています。
近年はその自然な美しさや風合い、デザイン性の高さから、エクステリアとしても活用が広がっています。

 

◇ガビオンのデメリット

長期間にわたって風雨や自然の影響を受けることでワイヤーメッシュが腐食する可能性があるため、定期的なメンテナンスが求められます。

また、初期の施工コストが他の方法よりも高いことがあるため、予算の制約がある場合には注意が必要です。

 

◇ガビオンの費用感

ガビオンの費用は使用される材料や設置する面積によって異なります。

一般的に初期コストが高い傾向がありますが、長寿命でメンテナンスが比較的容易なため維持コストが低いとされています。
地産の素材を使用することで、材料費を節約することも可能です。

 

◇ガビオンのデザイン

オンリーワンクラブ/ガビオンファニチャー
出典:オンリーワンクラブカタログ
ガビオン施工例/ガビオンファニチャー

 

ガビオンのデザインは多岐にわたり、独自のアート性を発揮できます。
異なる大きさや形状の岩や石を組み合わせることで、個性的で美しいエクステリアを構築できます。

植物を組み合わせて緑化したり、ガーデンに設置しファニチャーとして使用するなどデザインの幅は広く、美しい景観やアート的な構造を生み出すことができます。

 

まとめ

ドライガーデン、ロックガーデンとガビオン
出典:オンリーワンクラブカタログ/ガビオン施工例
ドライガーデン、ロックガーデンがガビオンを挟んで空間演出

 

「ドライガーデン」「ロックガーデン」「ガビオン」をエクステリアデザインの要素として組み合わせることで、一層美しい住まいの景観を実現することができます。

 例えば、ガビオンを使用して壁を構築しロックガーデンを配置、ドライガーデンの要素も周辺にスポットで加えつつエクステリアを造って行けば、水を使わず手入れが楽な、植物と岩・ワイヤーメッシュの組み合わせによる独特の景観を生み出すことができます。

虫嫌いの田舎者である筆者にとって、最高のガーデンの完成です(笑い泣き)

 

各要素の特性を理解し、調和のとれた配置や組み合わせを考慮することにより、居心地の良いエクステリアが完成できることでしょう。

当ショールームでは、本日のテーマになったロックガーデンやガビオンなど、エクステリア・ガーデンの素材や景観を実際に見て触れていただくことができます。
リフォームや新築をご検討の方は、ぜひ一度見学にご来場ください★

 

 

ひらめき

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